祖父江省念 (そぶえしょうねん)

1905-1996

1905年(明治38年)9月18日岐阜県生まれ。幼くして寺の小僧となり、まもなく節談説教僧としての修業を積む。その鍛え上げた声と絶妙の間、独特の節回しで親鸞聖人の一代記などを語り、説教の会はどこも満堂の賑わいとなる。自坊・有隣寺をはじめ全国各地で開かれた説教は最盛期に年間400回を数えた。俳優の小沢昭一氏や永六輔氏らもその説教に感銘を受け節談説教の魅力を広く世の中に伝えると、昭和40年代には「節談説教ブーム」が起きたほどであった。

祖父江省念の音声
有隣寺には祖父江省念の貴重な説教テープが多数所蔵されておりましたが、現在ではそれらを飯塚氏にデータ化していただきホームページ上で聴くことができるようになっております。(以下は飯塚氏のホームページです)